講義詳細

安念 潤司

先端科学技術研究センター 客員研究員
安念 潤司
(あんねん じゅんじ)

  • 満席
  • 時間16:30~18:00
火山が原発を止める
ー司法と自然科学の対話は可能か?ー
2017年12月、広島高等裁判所は、広島県の住民らの申立てを容れて、四国電力伊方原発3号機の運転差止めを命ずる仮処分決定を発しました。阿蘇カルデラに巨大噴火が起きて、その火砕流が海を越えて原発サイトに到達する可能性を否定できない、というのがその理由でした。裁判官の大半は、自然科学については素人ですが、職責上、訴えに対しては必ず答えを出さなければならず、「専門家のセカンド・オピニオンを取ってくれ」、などとは間違ってもいえません。では、この事件で裁判所は、どういう情報・資料をもとに、どういう思考プロセスを経て結論に至ったのでしょうか。決定文を読み解きながら、司法と自然科学との対話は可能なのか、を考えます。

東京大学先端科学技術研究センター

東京大学先端研(先端科学技術研究センター)は、東京大学内外から日本の先端知を結集することを目指して1987年に設立された研究所です。マテリアル、デバイス、バイオ、エレクトロニクスなど、先端技術に関わる研究のほか、金融工学や知的財産法など、科学技術と関わる文科系の研究も行っています。

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